【台中(台湾)28日=島根純】18歳以下のワールドカップ(30日~9月8日)に参加する高校日本代表が現地入りし、台中市内のインターコンチネンタル球場で約1時間汗を流した。主将を務める大阪桐蔭・森友哉捕手(3年)は「外国の選手にタックルされても受け身を取って対処する」と“真っ向勝負”を宣言した。

 昨年9月に行われた世界選手権の米国戦を思い返していた。クロスプレーで激しいタックルを受け、2度も吹き飛ばされた。ケガはなかったが、試合後は病院で脳を検査した。海外の激しい野球を知るからこそ、「(海外のチームは)そういう野球を教わっている。よけてセーフにするのは避けたい。痛いのは覚悟でアウトにする」と逃げるつもりはない。

 初戦は30日のカナダ戦だ。昨年は初戦で負けただけに「同じ相手に2度は負けない。日本の主将として、メダルを持って帰れるように全力を尽くす」と雪辱を誓った。