<高校野球春季関東大会:樹徳8-6関東第一>◇19日◇準々決勝◇保土ケ谷・神奈川新聞スタジアム

 樹徳(群馬1位)は今大会から初導入されたタイブレーク方式で、関東第一(東京2位)に勝利。ドラフト候補の野平大樹内野手(3年)が先制2ランと決勝2点適時打を放った。

 野平が、1回に先制2ランを放つと、タイブレークの延長10回1死満塁からは中前に2点適時打を放った。「打った瞬間に入ったと思った」と、スライダーを右翼席に運んだ。182センチ、83キロの大型遊撃手に、この日は巨人、中日など7球団のスカウトが集結。両親はバスケットボールの元国体選手で、野平も小学校時代にバスケットボールの関東大会優勝経験がある。