日刊スポーツ記者がお勧めする全国の有望選手にスポットを当てる「ピカイチ投手編」。

 市船橋(千葉)・青野善行投手(3年)の奪三振ショーから目が離せない。最速144キロの直球を武器に、昨秋は県大会4試合で奪三振率12・46をマーク。成東戦では18三振を奪った。天性の柔軟性と球持ちの良さにプロも注目する。今春は右ひじの疲労骨折で登板できなかったが、夏へ向け調整は順調。直球とスライダー、カーブに加え、新球も習得した。「直球を生かし、空振りが取れる球が欲しくて。名付けて青野ボールっす。どんな球かは試合でのお楽しみで」とニヤリ。三振の山を築き、ノーシードから勝ち上がる。