<高校野球大阪大会:太成学院大高26-4南>◇19日◇2回戦◇南港中央

 太成学院大高が約8カ月ぶりの公式戦で5回コールド勝ちを飾った。3回までに25点を奪う猛攻。好投手の島原達也(3年)は3回途中で左ふくらはぎがつり、降板。エースは3安打5四死球3失点と本来の調子には遠かったが、打線が5回17安打26得点と南を圧倒し、初戦を突破した。

 部内不祥事により7月11日まで対外試合禁止で、この日はぶっつけ本番。チームは、いきなりの実戦に戸惑わないようにと、紅白戦で異なるユニホームを着用するなど工夫。島原自身も「バッターがいつも同じになってしまうので、球種や配球を変えたりした」と意識して取り組んできた。

 「この場に立ててうれしい」。喜びを胸に、早く本来の投球を取り戻す。