<高校野球山形大会:山形中央5-2酒田南>◇24日◇決勝◇荘銀・日新スタジアム

 酒田南の右腕エース相沢良(3年)が、完封目前で甲子園を逃した。9回に山形中央に2点差を追いつかれ、4番青木に適時二塁打を浴びて試合をひっくり返された。1死で走者を二塁に残して125球で降板。「だんだん力が入らなくなって。ヒットを重ねられるうちに、自分の投球ができなくなった」と、4失点に肩を落とした。前日23日の準決勝を163球で完投し、連投の疲れが最後に襲った。味方の失策もあったが「エラー?

 抑えるのがエースなので」と野手をかばった。

 プロ注目捕手の4番三浦颯大(そうた=3年)は4打数無安打に終わった。準決勝まで打率5割8分8厘、3本塁打、12打点と絶好調だったが、大事な決勝で快音は響かなかった。「この試合にかけていた。結果が出なくて悔しいです」。注目の進路については「大学に進学です」と言い切った。【久野朗】