<高校野球徳島大会:鳴門6-5鳴門渦潮>◇28日◇決勝◇鳴門オロナミンC

 鳴門が終盤の鳴門渦潮の反撃をしのぎ、3年連続で甲子園への切符をつかんだ。両チーム無得点で迎えた4回1死一、二塁。「体が反応して振り抜いた」という主砲・北尾勇人(3年)の先制適時打を皮切りに、この回3点。続く5回も中軸の連続適時打で3点を加えた。7回に味方の失策も絡み1点差に迫られたが、継投でかわした。

 昨夏は8強入りで甲子園をわかせた強力打線は、今年も健在。準決勝で池田に12-5で大勝するなど、徳島大会5試合で48点を奪った。鳴川宗志主将(3年)は「正直ほっとしている」と笑顔。「甲子園は一戦必勝で頑張りたい」と力を込めた。

 ◆鳴門

 1909年(明42)創立の県立校。生徒数は975人(女子558人)。野球部は11年創部。部員数50人。甲子園出場は春8度、夏は9度目。主なOBは西武潮崎哲也2軍監督、巨人秦真司バッテリーコーチら。所在地は鳴門市撫養町斎田字岩崎135の1。丸居昭彦校長。◆Vへの足跡◆1回戦13-3阿波西2回戦7-4徳島北準々決勝10-4城東準決勝12-5池田決勝6-5鳴門渦潮