15年ドラフトは、高校では県岐阜商の最速152キロ右腕、高橋純平投手(2年)が目玉候補との呼び声が高い。

 県岐阜商の最速152キロ右腕が、早くも注目を集めている。高橋は国内球団だけでなく、メジャーも注視する逸材で、今秋のドラフト1位候補。その高橋は不敵な笑みを浮かべた。

 「個人的には挑戦したい。(試合に)負けたら意味はないですけど、余裕があるときは挑戦したい。自信?

 そうですね、少し」

 挑戦とは…。センバツの最速記録。現在の記録(スピードガン導入以降)は、12年に大阪桐蔭・藤浪(現阪神)らが計測した153キロ。高橋は昨秋の東海大会で152キロをマーク。春のセンバツも出場が確実視されており、控えめながら「藤浪超え」を宣言した。

 スピードだけが注目されているわけではない。100球を超えても150キロ台を連発する姿に、スカウト陣は仰天した。152キロを計測したのも、同大会準決勝、いなべ総合戦の9回だった。ただ、この大会でも高橋はリミットを設定していたという。「スプリットは全試合なしで(決勝の)静岡戦の変化球はカーブだけ。(2回戦の)誉戦はスライダーなしで。試合中も力を入れる球は少ないんです」。どこまで成長するのか-。高橋は進路について最終目標をプロに置き、大学進学も視野に入れるという。大会NO・1投手として臨むセンバツで注目が集まることは間違いない。【桝井聡】