第87回選抜高校野球大会(3月21日開幕、甲子園)の選考委員会が23日、大阪市内で開かれ、21世紀枠での松山東など3校を含め、32校を選出した。

 立命館宇治(京都)は春夏5度目の出場で甲子園初勝利をつかむ。父の海外勤務で米国ロサンゼルス生まれのエース山下太雅(2年)は、昨秋公式戦全11試合を完投。「大会までに体幹を鍛え、バットに当てさせない球を投げたい」。エースに続くのは右腕の田中覺(さとる=1年)。人気番組「開運!

 なんでも鑑定団」でおなじみの古美術商、田中大氏(50)の次男で、父が卯滝逸夫監督(65)の教え子だった縁で同校を目指し昨秋背番号をつかんだ。「体重が乗った力のある球を投げていきたい」と語った。