北海道高野連は6日、札幌市内で定例の理事会を開き、硬式では今春の全道大会で導入が決まっているタイブレーク方式について延長13回から開始する方向で意見をまとめた。全道大会の決勝と各地区予選はタイブレークは導入しない予定。今後、各地区の意見を吸い上げた上で、3月20日に大阪で行われる日本高野連の理事会を経て正式決定する。

 日本高野連は、タイブレークを無死一、二塁の状況で打順は選択制とする方針を固めているが、開始イニングを延長10回、13回のどちらにするかは各都道府県の高野連に任されている。道高野連の小嶋仁章(きみあき)専務理事は今回の選択について「もともと導入に反対意見が多く、出来るだけ長く試合をやりたいという声が多かった」と説明。今夏の全国大会からタイブレークを採用する軟式については、道大会での導入を見送る方針となった。