<センバツ高校野球:興南7-2智弁和歌山>◇29日◇2回戦

 智弁和歌山看板の強力打線も興南・島袋をつかまえきれなかった。2回は下位打線、4回は1、2番の連打で1点ずつを挙げたが、プロ注目の3番西川遥輝外野手(3年)ら中軸は無安打。センバツではきわめて珍しい5打席連続三振の4番山本定寛内野手(3年)は「野球人生で初めて。低めの球を見極められなかった」と肩を落とした。犠打失敗や野選など攻守のミスが続き、通算60勝と2年ぶり春8強を逃した高嶋仁監督(63)は「弱いところが全部出ました。チーム力を上げないと夏に来られない」と、レギュラーを含めチームを作り直す。