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高陽東が貫禄のコールド発進/広島大会

<高校野球広島大会:高陽東7-0廿日市>◇15日◇2回戦

 第1シードの高陽東が貫禄(かんろく)の7回コールド勝ち! 高陽東は多彩な変化球を持つエース藤本康二郎(3年)が6回1/3を1安打に抑える好投。7-0で廿日市を下し、初陣を飾った。いよいよ16日、優勝候補筆頭の広陵が広島市民球場に姿を現す。

 強心臓エースと機動力。優勝候補の高陽東が初戦から“らしさ”を見せつけた。森宗順平(3年=広陵)内大和(3年=総合技術)とともに今大会注目左腕の藤本が本領発揮。最初の打者を空振り三振に仕留めると、その後は独壇場だった。3種類のカーブと2種類のスライダーで内野ゴロのヤマを築き、時折投げる直球に80キロ台の超スローカーブで凡打のヤマを築く。

 打者心理を手玉に取り、許した安打は背番号と同じ「1」。「本当に心臓が強いね」と始球式に登場した宗政徳道(30=東京ガス)。甲子園初出場に導き8強進出の立役者だった当時のエースも、後輩のマウンド度胸に感嘆の声を漏らした。スタンド観戦の父・繁晴さん(44)も「家でもマイペース」と目を細めた。

 フォーク、スクリュー、チェンジアップ、そして大会直前に習得した2球種は温存した。同ブロックの秋優勝・総合技術、猛打・山陽もこの日、派手な勝利を収めている。順当に行けば4回戦、準々決勝で当たる同じ優勝候補だ。「バッチリ」(藤本)に仕上がった新球種のお披露目はその時だ。

 3犠打、7盗塁と機動力も光った。得点圏に確実に走者を進める。そのための高い技術がしっかりと備わっている。「緊張感があった」(折田裕之監督=42)初戦を7-0の7回コールド勝ち。好発進に「あとは守備のミスをなくすだけです」と主将の矢口貴啓(3年)。そつのない野球と変化球エースを擁する第1シードが、99校の頂点へと突っ走る。【佐藤貴洋】

 [2008年7月16日7時42分 紙面から]



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