気仙沼46年ぶりの快進撃/宮城大会
<高校野球宮城大会:気仙沼15-0宮城広瀬>◇15日◇4回戦
気仙沼が46年ぶりの快進撃だ。5回コールドの15-0で宮城広瀬に快勝し、当時男子校として甲子園に出場した62年以来のベスト8進出。エース小野将実(3年)が4回無失点と好投するなど、同校初の女子マネジャーに支えられるナインが奮起した。
気仙沼打線が爆発した。10安打13四球で毎回得点。文字通りの圧勝に、竹をたたく独特な応援を繰り広げた父母会も、万歳三唱で喜んだ。
力をくれたのは、スタンドの両親だけではなかった。5人の女子マネジャーも頑張った。同校は05年に女子校の鼎が浦(かなえがうら)と統合し、男女共学となった。唯一ベンチ入りした村上愛実(めぐみ)さんと、小松詩織さん(ともに3年)は、同校初の女子マネジャー。この日、先発して4回まで3安打無四球と好投した小野とともに、最後の夏を迎えた。3月に小野が左足を肉離れした時、村上マネジャーらが素早い応急処置を施してくれた。小野は「マネジャーがいなかったら、ここまで来られなかった。かなり助かっています」と感謝した。
鼎が浦の歴史を残そうと、女子生徒はセーラー服を着用する。県内の公立校では同校だけで、村上マネジャーらはその伝統のセーラー服を着ながら、今大会前にユニホーム型のストラップを作った。チームの合言葉「主役はWe!!」を刺しゅうし、関係者の分も含め51個を手づくりで製作した。この日、公式戦初スタメンで3安打6打点と活躍した小松裕亮右翼手(3年)は「これのおかげで主役になれました」と、胸にしのばせたお守りを触った。
同校は統合前の62年に1度だけ甲子園に出場したが、その時以来の準々決勝進出だ。千葉厚監督(30)は「あくまで通過点。甲子園で1勝することが目標です」。新たな歴史を刻むため、「主役はWe!!」を実践する。【由本裕貴】
[2008年7月16日14時2分 紙面から]
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