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常総圧勝、木内監督元気づけた/茨城大会

メガホンを持って指示を出す常総学院の木内監督(撮影・鈴木正人)
メガホンを持って指示を出す常総学院の木内監督(撮影・鈴木正人)

<高校野球茨城大会:常総学院11-1土浦二>◇16日◇3回戦

 15日に直腸がんのため亡くなった横浜打撃投手の石田文樹さん(享年41)の取手二時代の恩師、木内幸男監督(77)率いる常総学院はコールドで4回戦進出。

 恩師が教え子に、手向けの1勝を贈った。常総学院が土浦二に11-1、5回コールド勝ちで4回戦に進出した。石田さんの取手二時代の恩師、木内幸男監督は「元気出た。あんだけ打てば」と悲しみを振り払うように言った。

 この日ばかりはナインに勝たせたもらった。試合前、ゲキを飛ばした。「めいっていた。元気を出させてくれと、選手に言った」。突然の悲報にショックははかりしれず、朝まで寝つけなかった。憔悴(しょうすい)した姿に、選手が発奮した。2回表、「最高な点の取り方をしてくれた。打つことだけが元気を出させてくれる」という猛攻で、3連続安打と犠飛で3点を先制。ここからはいつもの木内野球。15人の選手を送り出し、13安打11得点の大勝に導いた。

 グラウンドでは野球に集中できても、試合が終われば思い出してしまう。甲子園出場まで、あと4勝。「アルプススタンドを見れば自然と浮かび上がってくる感じがある」と、思い出が詰まった甲子園に思いをはせる。今日の通夜、明日の葬儀、告別式は行かない。まずは県を勝ち抜いてから。墓前に1勝をささげるためにも負けられない戦いが続く。

 [2008年7月17日9時24分 紙面から]



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