明桜・和田7回完全試合で8強/秋田大会
<高校野球秋田大会:明桜7-0能代商>◇17日◇3回戦
明桜の左腕、和田幸毅投手(3年)が、能代商戦で7回参考の完全試合を達成した。打者21人に103球を投じ14奪三振、外野に飛んだ打球は1つもなく内野ゴロ5、内野飛球2の圧巻の投球。試合は7回コールド7-0で完勝した。正捕手佐藤祐(3年)が15日の矢島戦で右手小指を骨折。全治6週間と今夏絶望の中、3本柱の1人がチームの勢いを取り戻す快投を演じた。
背番10の和田がパーフェクト投球を披露した。182センチ、76キロの堂々とした体格がマウンドで躍動する。この日最速136キロの直球と縦横のスライダー、カーブ、スクリューボールを織り交ぜた。3回の9番打者から5回の5番打者まで6者連続三振に切るなど、14奪三振。文句のつけようのない出来だった。
ただ7回完全にも自己採点は厳しい。「低めに徹底して投げた。少し高めに浮いたから90点」と和田。指揮を執る田中亮監督(37)も「何度か近いことをやっている。いずれこうなると思っていた」と平然と話した。
今大会優勝候補筆頭といわれる同校に、アクシデントがあった。15日の初戦で1年秋から正捕手の佐藤祐が骨折し、最後の夏が絶望となった。田中監督は「一丸となって、祐の分まで戦おう」と鼓舞したという。和田も燃えないわけはなかった。この日は春まで控え捕手だった背番5の斎藤慶(3年)がマスク。和田は「これまでも組んだことがあるから。投げやすかった」と動じなかった。チームに訪れた危機を、和田が快投で一掃してみせた。
[2008年7月18日12時46分 紙面から]
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