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報徳・井上がサヨナラ弾/夏の甲子園

井上は右中間にサヨナラ2点本塁打を放つ、投手古村
井上は右中間にサヨナラ2点本塁打を放つ、投手古村

<全国高校野球選手権:報徳学園4-2新潟県央工>◇3日◇1回戦

 報徳学園(東兵庫)は井上貴晴外野手(3年)が大会通算1200号のサヨナラ本塁打を放ち4-2で新潟県央工を撃破した。

 最後は4番が決めた。2-2の同点で迎えた9回2死三塁。薄暮の甲子園上空に舞い上がった報徳学園・井上貴晴外野手(3年)の打球は、右中間スタンドに吸い込まれた。大会通算1200号のメモリアル弾で、チームは11年ぶりの夏の1勝をつかんだ。

 「打った球も感触も覚えていなくて…。ホームに帰って、みんなが笑顔で走ってくるのが見えて…」。東兵庫大会ではヒーローになりそこねた。延長12回の激闘になった決勝・神戸弘陵戦では延長10回2死二塁で凡退するなど、5打数無安打。何も出来ず、ふがいなかった。そんなときこそ仲間を思い出した。「1人でやってるんやない。全部員108人でやっているんや」。最高の名誉挽回(ばんかい)機で結果を出し、エース近田怜王(れお=3年)に3度目の甲子園で初勝利をプレゼントした。

 [2008年8月4日9時41分 紙面から]


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