関東一23年ぶり16強進出/夏の甲子園
<全国高校野球選手権:関東一5-2鳴門工>◇10日◇2回戦
関東一(東東京)は5-2で鳴門工(徳島)を破り23年ぶりの16強進出を決めた。
わずか5安打でしっかり5点-。関東一が効率の良い攻めで、23年ぶりに16強へ進出した。得意の機動攻撃が初回から飛び出した。1死から四球出塁の新井淳平外野手(3年)が二盗。広瀬公秀主将(3年=外野手)の先制右前適時打を呼んだ。3回にも2盗塁、2適時打で2点を追加。とどめは主将の一発だった。4回2死一塁で広瀬は中堅右へ弾丸ライナーの2ラン。怖い顔をして、全速力でベースを一周した。広瀬は「その前(4回表)に、自分の失策で相手に得点を与えた。うれしい顔なんかできません。つなごうと必死だった」。ざんげの通算20本目だった。
米沢貴光監督(32)は「機動力で相手にプレッシャーを与え、得点するのがうちの野球。今日はそれができた」と胸を張った。東東京大会では7試合で30盗塁を決めた。甲子園初戦の常総学院戦は12安打13点。2戦目で本来の走る野球を全開させた。広瀬は小学6年まで東京・四谷の高層マンションに住んでいた。父・常年さん(50)の指導で幼児から階段登り。12階の部屋までエレベーター使用禁止で足腰を鍛えた。おかげで50メートル走はチーム1位の5秒8。2位が泉沢一馬外野手(3年)の6秒0、この日2盗塁の新井が6秒1で続く。快足男をそろえた「下町打線」は85年夏以来の8強入りを目指す。【佐々木紘一】
[2008年8月11日7時7分 紙面から]
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