13日の試合中に急死したプロレスラーの三沢光晴さん(享年46)の母校、足利工大付が「三沢魂」の後押しを受ける。入場曲「スパルタンX」を応援歌として取り入れることが決定。北村隆校長(60)は「追悼の意を表すのは何が一番いいのかと考えてました。楽譜がないから、(曲を)起こさないといけない。あとは時間との勝負ですね」と語気を強め、7月13日の鹿沼戦に向けて急ピッチで練習を進めていく方針だ。

 勇ましく、闘争心をかき立てる曲調が、ナインを奮い立たせる。「1番三塁」の山本航主将(3年)は三沢さんの大ファン。入学後に手術をした右ひじは真っすぐ伸びず、痛みもある。それでも不屈の精神でホットコーナーを守り続ける。「何で投げられるのか、自分でもわからない。三沢さんが力を貸してくれているのかもしれない」と、不思議な感覚があることを明かした。

 春の地区大会は初戦敗退。しかし勇敢に鳴り響く「スパルタンX」に乗り、730人の全校生徒とともに打倒シード校を掲げた。