<高校野球大分大会>◇16日◇2回戦

 楊志館のエース松永賢人(3年)が、シード校の佐伯鶴城から13三振を奪い1安打完封、5-0で勝利を飾った。最速147キロの直球に加え、キレのあるスライダーで凡打の山を築き6回まで無安打無得点。7回の先頭打者に許した左前打1本だけという内容について「無安打は打たれてから周りに言われるまで知りませんでした」と白い歯を見せた。

 第1試合で明豊・今宮が3連発。球場入り直後に伝え聞いて「奮い立たせられました。甲子園に行くためには絶対に倒さないといけない相手ですから」と気合を入れた。

 打っては8番打者ながら、5回に2試合連続となる先制ソロも放った。1回戦(対情報科学)も6回コールドで1安打完封。「周りから、明豊を止めるのはお前しかいないと言われています」。ともに勝ち進めば明豊とは準々決勝で対戦。一昨年の代表校を引っ張る右腕が、燃えている。