<高校野球神奈川大会>◇28日◇準決勝

 桐光学園は1-5で横浜隼人に敗れ決勝進出を逃した。エース東条大樹(3年)は肩を落とし、ロッカー室で20分近くしゃがみこんだ。野呂雅之監督(48)が「あそこまで崩れるとは」と、悔やんだ2回に制球が乱れ一挙3失点。東条も「悔いはあります」と唇をかんだ。プロからも注目されるが進路は未定。「今日を糧にしてさらに上の選手を目指したい」と話すにとどまった。監督の長男、昂平外野手(3年)は、母直美さんも見守る中で得意の犠打も決めたが、親子鷹での晴れ舞台は実現しなかった。