<全国高校野球選手権:天理15-1南砺総合高福野>◇11日◇1回戦

 天理(奈良)が1回に7点を挙げる猛攻で南砺総合高福野(富山)に圧勝し、3年ぶりの夏1勝を挙げた。1回に4安打に4四球がからみ、大量7点を先取。16安打15点の猛攻で、初出場校を圧倒した。7月27日から主力選手を含む16人がインフルエンザにかかり、うち2人は新型と診断された。ベンチ入りメンバー18人がそろったのは開会式前日の7日だったが、2日の雨天順延で体調を整え、初戦を突破。先発6回を1失点と好投した沼田優雅(2年)は「みんなで甲子園に来ることが出来て感謝しています」とほっとした笑顔を見せた。