<全国高校野球選手権:花巻東8-5長崎日大>◇12日◇1回戦

 プロ注目の左腕、花巻東(岩手)の菊池雄星投手(3年)が登場。3本の本塁打を浴びて5失点も逆転勝ちで2回戦進出を決めた。長崎010002110|5花巻00000224×|8【長】大瀬良、寺尾、大瀬良-本多【花】菊池雄-千葉【本】山田(長)本多(長)小柳(長)<9回表=無安打無失点2K>

 花巻東は8回裏に佐々木の満塁走者一掃の3点二塁打などで4点を奪って8-5と逆転。代打坂本を三振。続く代打松尾をストレートの四球で歩かせ1死一塁。島袋は中飛で2死。2番小柳をスライダーで空振り三振に仕留め空振り三振。苦しみながらも完投し2回戦進出を決めた。<8回表=3安打1失点1K)

 7回裏菊池自らの本盗などで4-4の同点に追いついた。この本盗の際、相手捕手と接触し体のどこかを痛めた。治療をしてマウンドへ。2番小柳に内角低め直球を左翼スタンドへ。この試合3本目の本塁打を喫し4-5と勝ち越された。3番小瀬戸はスライダーで空振り三振。4番本多には中前安打され1死一塁。5番高尾には右へ二塁打され二、三塁に。6番寺尾はスクイズを試みたが菊池が本塁へグラブトスして三塁走者を刺した。7番山田は二ゴロに仕留め、1点で食い止めた。<7回表=3安打1失点0K>

 味方が6回裏に2点を返し再び1点差に。6番前原には遊撃へ内野安打され無死一塁。7番山田にはバスターを決められ左前安打。無死一、二塁のピンチ。ここで伝令がマウンドへ。8番大瀬良には送りバントを決められ1死二、三塁。9番長門には2球目にスクイズを決められ2-4に。1番島袋は二ゴロに仕留めた。<6回表=1安打2失点0K)

 1番島袋を三ゴロ。2番小柳も三ゴロ。3番小瀬戸はスライダーがすっぽ抜けて死球。4番本多への外角高め140キロ直球を左翼席へ流し打ちで運ばれる2ラン。0-3とリードを広げられた。<5回表=無安打無失点1K>

 7番山田は145キロ直球で見逃し三振。これが2個目。8番大瀬良は143キロ内角直球で詰まらせ二ゴロ。9番長門はセーフティーバントを試みたが菊池が素早く処理して3者凡退。<4回表=1安打無失点1K)

 3番小瀬戸は143キロ直球で二ゴロ。4番本多は148キロ直球を投げたが三遊間を破られ1死一塁。5番高尾は3球三振。この試合1個目。6番前原は二ゴロに仕留め無失点。

 <3回表=無安打無失点0K>

 9番長門はこの試合最速の151キロ直球で一ゴロ。1番島袋は三ゴロ。2番小柳は148キロ直球で三ゴロ。初めて3者凡退で片付けたがまだ奪三振はゼロ。<2回表=1安打1失点0K>

 5番高尾の4球目に149キロ(ファウル)が出た。最後は146キロ直球で三ゴロ。6番前原の2球目も149キロ。144キロ直球で投ゴロ。7番山田にカウント1-1からの122キロのスライダーを左翼席へ先制ソロ本塁打を打ち込まれた。8番大瀬良は一ゴロに仕留めた。<1回表=1安打無失点0K>

 1番島袋への初球は146キロ。低めに外れボール。2球目、110キロの高めスライダーを右前安打を許す。2番小柳には送りバントを決められ1死二塁のピンチ。3番小瀬戸は145キロ直球で一ゴロに仕留め2死三塁。4番本多はこの回最速の148キロ直球で遊ゴロに仕留め無失点に抑えた。