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如水館“2勝”1敗で散る/夏の甲子園

高知対如水館 健闘をたたえあう高知(右)、如水館の両チーム
高知対如水館 健闘をたたえあう高知(右)、如水館の両チーム

<全国高校野球選手権:高知9-3如水館>◇11日◇1回戦

 史上初の2試合連続雨天ノーゲームとなった高知-如水館(広島)戦は、2試合ともリードした場面で終えた如水館が、3-9で高知に敗れ“3度目の悲劇”に泣いた。

 如水館ナインは、ふいてもふいても涙が止まらなかった。3試合連続先発のエース幸野が、高知打線につかまった。「疲れはない」と繰り返したが2回までに3失点。「自分がしっかり投げていれば…。気持ちが空回りした」と責任を背負い込んで、大粒の涙を流した。

 9日は2点リードの3回裏終了、10日は1点リードの5回表途中に、豪雨が襲った。史上初の2試合連続ノーゲーム。前夜、有山主将は「天気予報ばかり見ていた」とテレビのリモコンを握りしめた。第1試合から第4試合に変更となって、起床は午前4時から7時に遅らせた。体力回復に努め、起床と同時にカーテンを開いた。念願の太陽が顔を出していたが、甲子園の女神からは、最後に見放された。

 1点差に迫った直後の7回、采配が裏目に出た。1死一、三塁のピンチで、迫田監督が高知のエース公文に対し敬遠四球を指示。満塁策を取った場面で、前日に6球投げて、すべてボールだった左腕池内をマウンドに送った。その池内は押し出し四球、さらに次打者を2ボールとして降板。迫田監督は「池内は左のエース。やってもらわないといかん。裏目に出たのは、私の責任」と肩を落とした。この回5失点で、勝負が決まった。

 5失点後幸野が再登板したが、失った流れは取り戻せなかった。幸野は「3日もマウンドに立たせてもらって、うれしかったです」と気丈に話した。史上初の2試合連続雨天ノーゲームの結末は、“3度目の悲劇”となって幕を閉じた。【前田祐輔】

 [2009年8月12日8時56分 紙面から]


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