常葉橘・庄司新フォームに手ごたえ
庄司に死角なし!! 常葉学園橘(静岡)は17日、全国高校野球選手権2回戦(午前8時半)で高知(高知)と対戦する。投球フォームの改良を余儀なくされたエース庄司隼人(3年)は、16日の京都・NTT西日本淀グラウンドで行った最終調整で、新フォームに手応え十分。初戦で5安打に終わった打線は、牛場友哉捕手(2年)を4番に戻すなど打順を入れ替えて、エースをバックアップする。
練習を終えて誰もいないグラウンドで、庄司だけが黙々と投げ込んだ。緊張感を得るためにマウンドに立つと、牛場捕手を座らせて高知打線を順にイメージ。セットポジション、ノーワインドアップと投げ方を変えながら、威力あるボールを放った。「打者をイメージして、配球も何パターンか試した。結構良かったです。フォームもいい形になってきた」。エースの口から自信ある言葉が並んだ。
11日の初戦から2回戦まで、悩み抜いたこの1週間を「いい時間だった」と笑えるほど手応えがあった。初戦旭川大高戦の初球で、投球動作中に全身が静止する「2段モーション」を指摘された。完成したはずのフォームの改良を余儀なくされて悩んだが、考えて、すぐに行動を起こした。
高校入学時から続ける簡易トランポリンを宿泊先の部屋に持ち込み、下半身を鍛えた。左ひざを上げたまま軸足で1分間立ち、その後は目をつぶって、さらに立ち続けた。これを毎日行った。さらに、今までのタメをつくるフォームからリズムよく投げる形へと、うまく移行もさせられた。
庄司 いろいろ考えることもあって、いい時間が過ごせた。もし、初戦から維持するだけだったら大変だったかもしれない。課題に取り組めるというのは、伸びる要素がある証し。最初はどうしようか不安いっぱいだったけど、やっていくうちに良い感じになった。
静岡県勢は夏、高知勢に5連敗中。相手の公文投手と投げ合いは必至だ。「みんなが何とかしてくれると思うので、最少失点で抑えれば」。期待と責任を右肩に背負う「ニュー庄司」が、ベールを脱ぐ。【今村健人】
[2009年8月17日8時9分 紙面から]
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