常葉学園橘・庄司、8強かけV候補明豊戦
打倒今宮!! 常葉学園橘(静岡)は20日、全国高校野球選手権3回戦でベスト8進出をかけて優勝候補の明豊(大分)と対戦する。大会前から誰よりも、相手のプロ注目・今宮健太投手兼野手(3年)と対戦を望んでいたエース庄司隼人(3年)は、気合の40球を投げ込んで万全。目標とする将来のプロ入りのためにも今宮を封じて、静岡県勢の初出場時では史上初の「甲子園3勝」を果たす。
熱望していた対戦が、実現する。そう思うだけで、庄司の口からは好敵手への熱い思いが止まらなかった。「(今宮と)ずっと対戦したいと思っていたけど、まさか実現するとは…。向こうは僕のことを知らないでしょう。でも、嫌でも知らせます」と興奮気味にまくしたてた。
今宮を知ったのは今春。センバツで149キロを出した右腕の特集を、雑誌で目にした。171センチの小柄な体ながら、175センチの自分より評価が高い。ショックだった。「背が低いと、プロには評価されにくいイメージだった。悔しかった。彼を倒すことで、評価を逆転させたい」。
今まで対戦相手のビデオはほとんど見なかったが、明豊の試合は別だった。この日も前日同様、50メートルの遠投を行ってから約40球を投げ込んだ時、気合の声が何度も漏れた。フリー打撃では、今宮を想定したスライダーを5度もスタンドへ運んだ。気持ちのたかぶりが形となって表に出た。黒沢学監督(32)は「カギは投打で庄司」と頼りにした。6失点した2回戦の高知戦から、完全に立ち直り「早くやりたいっすねえ」。“駿河の隼(ハヤブサ)”が「大物」狩りに飛翔する。【今村健人】
[2009年8月20日7時55分 紙面から]
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