三重

甲子園出場を決め、歓喜のいなべ総合学園ナイン（撮影・桜井希望）

Ｖへの足跡

いなべ総合学園Ｖへの足跡
２回戦	２－０	鳥羽
３回戦	９－８	皇学館
４回戦	１０－０	津
準々決勝	１１－４	津田学園
準決勝	１－０	菰野
決勝	６－３	白子

＜高校野球三重大会：いなべ総合学園６－３白子＞◇７月２８日◇決勝

　いなべ総合学園が、春夏を通じて初の甲子園に名乗りを上げた。４回から登板した２番手岡部直人投手（２年）が３者三振に打ち取り、白子を６－３で退けた。「予想より早い出番でしたけど、いつでも来いと思ってました」と岡部はライトを守りながら気持ちの準備は出来ていた。代わった直後には１点を失ったが、５回以降はピシャリと抑え監督の期待に応えた。

　四日市工時代に３度の夏の甲子園を経験している名将・尾崎英也監督（５１）は「うん、うん」とうなずきながら、こみあげるものを抑え切れずにいた。同監督の目標は四日市工時代を上回る「甲子園２勝」だ。

　［2010年７月２９日　紙面から］

◆いなべ総合学園　　１９２２年（大正１１）に三重県員弁農学校として創立された県立校。２００１年（平成１３）学科改変で現在の校名に。学科は総合学科。生徒数は９４８名（女子５８９名）野球部は５４年創部で部員数は６９人（女子マネジャー７人）。いなべ市員弁町御園６３２番地。棚橋由紀子校長。