長崎

２年連続の甲子園出場を決め、喜びを爆発させる長崎日大ナイン（撮影・実藤健一）

Ｖへの足跡

長崎日大Ｖへの足跡
２回戦	７－１	壱岐
３回戦	２－１	佐世保工
準々決勝	４－３	創成館
準決勝	５－４	佐世保実
決勝	４－１	海星

＜高校野球長崎大会：長崎日大４－１海星＞◇７月２７日◇決勝

　長崎日大が４－１で海星を下し、２年連続９度目の甲子園出場を決めた。９回１死満塁も、エース中村惣平（２年）が犠飛による１失点にしのいだ。ピンチにこそ、真価を発揮する粘りの精神野球。金城孝夫監督（５６）は「このチームがよくここまできたというのが実感。私のやり方によくついてきて技術的、人間的に成長したということでしょう」と感慨深げに言う。

　朝は６時起床。守れなければ、練習から外し、メンバーから外した。昨夏の甲子園でレギュラーだった前原綾中堅手（３年）もその１人で、今大会の背番号は２０。「勝って監督を見返そうとみんなで話していた」と笑顔だった。

　［2010年７月２８日　紙面から］

◆長崎日大　１９６７年（昭和４２）創立の私立校。普通科、デザイン美術科があり生徒数は１２８１人（うち女子は５８０人）。野球部は６７年創部で部員は８３人。甲子園には春２度、夏は８度出場。最高成績は０７年夏のベスト４。ＯＢに野原将志（阪神内野手）中村隼人（元巨人投手）らがいる。所在地は長崎県諫早市貝津町１５５５。力野孝典校長。