<高校野球神奈川大会>◇26日◇準々決勝

 慶応が東海大相模に2-6で敗れ、準々決勝で姿を消した。1回1死二塁、藤本知輝外野手(3年)の左中間を破る三塁打で先制。しかし、制球が定まらない一二三を攻略しきれないうちに、不運に見舞われた。先発左腕の三宮舜(しゅん=2年)が3回、左手人差し指の爪から出血するアクシデント。抑えが利かず、高めに浮いたボールを打たれ、7回に3連打で逆転された。

 西東京大会では、早実が甲子園行きを決めた。ライバル校に続くことはできず、甲子園での早慶戦実現は夢と消えた。上田誠監督(52)は「うちは前半にチャンスをつくったのに、攻めきれなかった。(早実は)練習試合をやったり、うちと仲のいいチーム。おめでとうと言いたいですね」と話していた。