全国高校野球選手権宮城大会の組み合わせ抽選会が22日、仙台市民会館で行われ、出場78校の対戦相手が決まった。大会は7月10~24日。決勝戦はクリネックススタジアム宮城で行われる。

 第4シード・柴田の2年生野球部員7人が1年生部員12人に、日常的にいじめをはたらいていたことが22日、分かった。18日に同校から宮城県高野連に報告があったという。

 県高野連は日本高野連に検討、審議を仰ぎ、今夏の選手権予選には特例として、加害者7人を含む2年生全14人を選手登録から外すことで出場を了承した。関与していない3年生8人と1年生12人で夏の大会に臨む。また、同校側は秋季県大会出場の自粛と、吉田聡資部長(31)を解任したことを発表。来春のセンバツ出場が絶望的となった。

 当該2年生7人は、1年生12人を体育館や廊下に整列させ、「一発芸」や女子生徒への嫌がらせを強要。時には暴力行為に及んでいた。事件に関し、県高野連・木村淳理事長(56)は「数年前にも事件があった。徹底指導していく」と話した。同校は06年にも部員の飲酒、喫煙、窃盗で日本高野連から8カ月間の対外試合禁止処分を受けていた。