オリックスの清原和博内野手(41)が1日、京セラドーム大阪で行われた自身の現役最後の一戦となるソフトバンク戦後に、引退セレモニーを行いファンに別れを告げた。

 マウンド付近に立つ清原はすでに大粒の涙。スーツ姿の阪神金本から花束を贈られ、続いて登場した長渕剛が清原の登場時のテーマ曲である「とんぼ」を熱唱するのを立ったまま後ろで聞いた。

 その後、マイクの前に立ち23年間のプロ生活を振り返ってソフトバンク王監督や、自身をオリックスに入団させた当時の監督だった故仰木彬氏らへ感謝の言葉を述べ、オリックスファンには満足な活躍ができなかったことを詫びた。最後に「今日、引退させていただきます。全国のプロ野球ファンの皆様、23年間ありがとうございました」と涙ながらに言って深々と頭を下げ、ファンからの声援と拍手を受けた。