ヤンキース田中将大投手(26)のメジャー2年目のキャンプが21日(日本時間22日)、スタートした。超大型契約で移籍した昨季はやや緊張気味のキャンプ初日だったが、「確かに余裕は去年よりもありますが、余裕と緊張感のバランスが重要。あまり余裕になり過ぎないように注意しながらやっていきたいですね」と、表情は終始にこやかだった。

 初日はグループ分けの関係上、ブルペン入りしなかったものの、田中の足取りに不安はない。「周りからの期待値は上がっているかもしれませんが、自分のやることは変わらない」。詳細は不明だが、昨季を教訓に生かし、全体練習前後に独自トレーニングを取り入れる考えを明かした。

 今季から採用される試合時間短縮ルールについても「テンポが速くなるのはいい」と、違和感は持っていない。さらに「いろいろルールが決まっていく中、子供たちが憧れるような魅力をなくさないでほしい」と補足した。自らの話題だけでなく、球界全体へも目線を向ける田中に、2年目に臨む高い意識がうかがえた。(タンパ=四竈衛)