ヤンキースOBの松井秀喜氏(40)が26日(日本時間27日)、フロリダ州タンパの施設に姿を見せ、2年連続でインストラクターとして「始動」した。昨年6月、OBが集まった「オールドタイマーズ・デー」以来となるヤ軍のユニホーム姿でグラウンドに登場。「球場にいると、気は引き締まりますよ。邪魔しないように心がけてます」。

 練習前には、ロッカー室で田中将大投手(26)と再会。この日はあいさつ程度だったが、後輩の動向は気にかけていた。「健康にいることだけ。力は十分に分かってますから」と話す一方で、自らも故障経験を持つだけに、田中への助言も付け加えた。「自分でトレーニングをして状態は把握しているでしょう。ただ、ユニホームを着てグラウンドに出ると、自然と力が入ってしまう。その辺は自分で調整していると思います」。同氏は3月中旬まで滞在する予定で、昨季同様、打撃投手なども務めることになりそうだ。