3日に始まった米大リーグのオープン戦で左右両投げの投手が登場し、両チームや観客から驚きの声が上がった。

 アスレチックスとマイナー契約を結ぶパット・ベンディット投手だ。

 ジャイアンツ戦の三回2死三塁でマウンドに。右打者に対し、右投げで遊ゴロに抑えてピンチをしのぐ。四回は先頭の左打者を左投げで見逃し三振に仕留めて降板した。

 昨季まではヤンキース傘下のマイナーに所属。6月に30歳になるが、まだ大リーグでの登板はない。新チームで昇格を目指す「スイッチピッチャー」は米メディアに「気分よくスタートを切りたいと思っていたが、きょうはそれができた」と満足げに話した。