韓国プロ野球からポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ、パイレーツに入団した遊撃手の姜正浩が3日、オープン戦初出場のブルージェイズ戦で本塁打を放つ鮮烈デビューを飾った。

 韓国のネクセンで昨季打率3割5分6厘、40本塁打、117打点を記録した打棒の一端を披露した。三回の第2打席、しっかり球を呼び込んで振り抜くと打球は逆風をものともせず右中間へ。豪快な柵越えでファンを喜ばせた。

 五回には落ち着いて四球を選び、守備でも堅実ぶりをアピール。センター前に抜けそうな強い打球を素早く処理するなど守備機会を無難にこなした。試合後は「韓国でもここでも本塁打に変わりはない。とにかく緊張せずに楽しむことを心掛けた」と話した。

 ブルージェイズとマイナー契約の川崎はクラブハウスで観戦し「守備もうまいし、いいバッター」と感心していた。