今キャンプ初の完全休養日となった4日(日本時間5日)、マーリンズのイチロー外野手(41)が、マイアミにある本拠地マーリンズパークを初めて訪れた。メジャー15年目ながら、イチローは12年に開設された同球場でプレー機会がない。「確認したいことがあるんでね。マシンの位置もあるしね」。独自のトレーニング機器を設置するスペースが必要なこともあり、軽めのトレーニングも兼ねて約130キロ離れた本拠地を視察した。

 同時に、新居探しも本格化した。複数の有力候補に挙げられているのは、マイアミ近郊で目の前に白い砂浜と大西洋が広がるリゾート系の高級物件。イチローがリラックスできるだけでなく、気軽に愛犬一弓(いっきゅう)の散歩ができる環境だ。キャンプ地と本拠地が比較的近いという地の利を生かした休日。5日(日本時間6日)のオープン戦初戦(カージナルス戦)には出場する見込みで、イチローのシーズンへの準備は着々と進んでいる。(ジュピター=四竈衛)