レンジャーズは17日、ダルビッシュ有投手(28)が、米フロリダ州の病院で損傷していた右肘の内側側副靱帯(じんたい)の修復手術を受け、無事に終了したと発表した。

 「トミー・ジョン手術」と呼ばれる手術で、同僚の藤川球児投手らと同じジェームズ・アンドルーズ医師が執刀。右前腕の手首付近のけんが右肘に移植された。今後は近日中にキャンプ地のアリゾナ州サプライズに戻り、来季序盤の復帰を目指して本格的なリハビリを開始する。

 大リーグ4年目のダルビッシュ投手は、5日のオープン戦初登板で右上腕に張りを訴えて12球で降板。翌日に磁気共鳴画像装置(MRI)による精密検査を受けて靱帯の損傷が判明した。複数の医師の診察を経て、治療ではなく、修復手術を選択した。