8回から三塁に入ったブルージェイズとマイナー契約の川崎宗則内野手は、その裏の打席で左腕を相手にバットを折りながら右前へ運んだ。

 「上段と下段という構えがあって、きょうは下段の構えでいったのが良かった。宮本武蔵流、いや宮本ムネシ流ですね」と自身の名前宗則(むねのり)をもじって言い、報道陣を笑わせた。

 オープン戦に出たのは19試合ながら、先発はわずか4度。「フル出場するよりも疲れる。途中から出る選手の気持ちが分かる」と本音も口にした。