レッドソックスなどで活躍し、ことし野球殿堂入りを果たしたかつての名投手、ペドロ・マルティネス氏(43)が1日、昨季途中に右肘靱帯(じんたい)の部分断裂が判明したヤンキースの田中将大投手について「今も万全ではない」などと発言した。複数の米メディアが報じた。

 通算219勝をマークしたマルティネス氏は、今オープン戦で4試合に投げて防御率3・07の田中に「1年を通して健康でいられるとは思えない」と明言。腕を思い切り振っていないように映っているようで「速球を(全力で)投げるのをためらっているし、変化球も切れがあるものではない。球速も本来のものではない」と分析した。

 田中は6日(日本時間7日)、ブルージェイズとの開幕戦に先発する。