ジャイアンツ青木宣親外野手(33)がロッキーズ戦で安打を放ち、開幕からの連続試合安打を9に伸ばした。一ゴロ、四球で迎えた第3打席。俊足を生かし、三塁前へ内野安打。06年松井秀(ヤンキース)と07年岩村(デビルレイズ)が記録した日本人の開幕からの連続試合安打に並んだ。昨季からシーズンをまたいだ連続試合安打も17に伸ばした。2四球を選ぶなど、1番打者の役割を果たした。

 リーグ5位の打率4割5厘と青木の勢いは止まらないが、一方で昨季ワールドシリーズ王者のチームは5連敗と最悪の状態。試合後は静まり返るロッカールームで「根気よく自分のプレーを続けていきたい」と絞り出すように話した。出塁率はリーグ4位の4割8分8厘も、9試合でホームを踏んだのは4度だけ。「チームの勝ちにつながってくれると、もっとうれしい」と嘆いた。

 ▼青木が開幕から9試合連続安打。開幕9試合連続は06年松井(ヤンキース)と07年岩村(デビルレイズ)と並ぶ日本人最長となった。昨季からシーズンをまたいでは17試合連続安打。「開幕から」などの条件を除いた日本人シーズン最長連続安打は09年イチロー(マリナーズ)の27試合。