ヤンキース一筋に16年間プレーし2006年を最後にプレーしていなかったバーニー・ウィリアムズ元外野手(46)が24日(日本時間25日)、ヤンキースタジアムで正式に引退式を行った。

 メッツとのサブウエーシリーズ第1戦前に会見場で引退の書類にサインを入れ、始球式にも登場した。

 ウィリアムズ氏は1991年にデビューし、1996~2001年にワールドシリーズに5度進出し世界一に4度輝いたヤンキースの黄金時代に大きく貢献。OBで現在GM特別顧問を務める松井秀喜氏(40)とは4年間一緒にプレーした。イチロー外野手(41)が2012年にヤンキースに移籍した際には、ウィリアムズ氏が付けていた背番号「51」を遠慮して「31」を付けており、イチローが尊敬する選手でもあった。51は球団の永久欠番となった。

 ウィリアムズ氏は「(コア4とプレーした黄金時代は)いい思い出だ。今は野球のことを忘れ、今やっていることに集中している」と話し、現在はマンハッタンの音楽大学でジャズを専攻しフルタイムの学生として勉強していることも明かした。