レッドソックス田沢純一投手(28)がヤンキース戦に登板し、アレックス・ロドリゲス内野手(39)に節目の大記録となる通算660号を浴びた。

 2-2の8回に3番手で登板。先頭打者を凡退した後、代打で登場したロドリゲスに3-0とカウントを悪くしてから4球目の151キロ速球を左翼のグリーンモンスターを越える大きな一発を許した。田沢にとってはこれがメジャー200試合目となる節目の登板で、1回を2安打、1暴投、1失点、今季初黒星となった。

 ロドリゲスはこの本塁打で、ウィリー・メイズに並ぶ歴代4位。ヤンキースとは660本塁打達成で600万ドル(約7億2000万円)のボーナスを得る契約となっており、球団が支払うか拒否するかが注目を集めている。

 田沢は「打たれたボールに関しては、ボールでよかったのかなと、そこが反省かなと」と悔やんだ。

 ロドリゲスは「自分にとってこの660号にどのような意味があるのか分からないが、今日の勝ちは良い勝利だったし、楽しめたし、感情が高ぶった」と話した。