ジャイアンツ青木宣親外野手（３３）が今季１０度目のマルチ安打で勝利に貢献した。５打数２安打２打点１盗塁で打率は３割６厘。

　初対戦だったエンゼルス先発左腕サンティアゴを打った。０－０で迎えた２回２死二、三塁の第２打席。５球目外角高めシンカーを逆らわずに左翼へはじき返した。打球が三塁手の頭を越える間に２走者が生還、先制点を生んだ。２点リードで迎えた４回２死走者なしの第３打席でも、カウント２－２から５球目低めスライダーを巧みに中前へ運び、４試合ぶりのマルチ安打を記録した。

　その他の打席は、遊ゴロ、空振り三振、遊ゴロ。

　試合は９回に１点差まで追い上げられたが、最後は打球が走者に当たって試合終了となった。

　青木は「本当に運も味方にしたって勝ち方だと思います。（先制適時打は）１打席目がなんとなくボールの軌道とかイメージもつけやすかった。打ててよかったですね、あの場面で」と喜んだ。