ジャイアンツ青木宣親外野手(33)が3日(日本時間4日)のエンゼルス戦で、今季1号となる先頭打者アーチを放った。エ軍のエース右腕ウィーバーの初球。「来るんじゃないかと思っていた」というインハイ速球を右翼席へ運んだ。

 メジャーで自身3度目、初球は初の先頭弾に「完璧だった」とうなずいた。2番パニックも本塁打で続き、球団では51年ぶりとなる「初回1、2番のアベック本塁打」も記録した。4月に8連敗を喫したチームは借金完済まであと1勝。青木の活躍で、昨季のワールドシリーズ王者にようやくエンジンがかかってきた。(サンフランシスコ=佐藤直子通信員)

 ▼青木が初回先頭打者本塁打。青木の本塁打はロイヤルズ時代の昨年8月5日ダイヤモンドバックス戦以来で、大リーグ通算20本目。先頭打者弾はブルワーズ時代の12年9月19日パイレーツ戦、13年9月27日メッツ戦(ともに1回表)に次ぎ3本目。2日エンゼルス戦でも先制の左前打で勝利打点をマークしており、2試合連続V打は12年9月18、19日以来3年ぶり。