ヤンキース田中将大投手(26)が、故障者リスト(DL)入り後初めての実戦で上々の投球を披露した。傘下3Aスクラントンの一員としてダーラム戦に先発し、3回を打者11人に41球を投げ2安打無四球、2奪三振で無失点。速球も今季メジャーでの登板時に近い最速92マイル(約148キロ)を計測し、メジャー復帰へ向け順調な回復ぶりをアピールした。

 -登板の満足度は

 田中 まあ、1つ1つ球に関しては、完璧ではもちろんないですけど、その中でしっかり投げられたと思います

 -試合の感覚はつかめたか

 田中 マイナーでは1球1球の間が20秒で設定されているということで、その辺のペースとしては初めての経験なので、初回あたりは結構難しかった。その中でやっていくしかない。徐々に慣れていきながら、最後は自分の間で投げられたと思います。

 -真っすぐをあえて試したか

 田中 いや、基本的に真っすぐを投げなきゃピッチングにならないので。そういうところです。

 -メジャー復帰までに上げていきたい部分は

 田中 日によって球のばらつきはもちろん、(変化球の)曲がり幅もそうですし、コントロールの部分でもばらつきがあるのは仕方がないことですけど、もう少しすべての球種に対して、制球の部分でもしっかり投げられたらと思います。