カブス和田毅投手(34)が今季2度目の先発に臨み、5回1/3を投げて4安打2四球6奪三振1失点(自責1)で勝敗はつかなかった。防御率は2・70。

 初対戦のナショナルズ戦は、スパンに先頭打者本塁打を浴びる幕開けとなった。だが、直後の攻撃でブライアントの6号ソロで同点に追いつくと落ち着きを取り戻し、味方の好守にも助けられながら2回と3回は3者凡退に抑えた。

 ピンチが訪れたのは4回だ。ハーパーの右越え二塁打と2四球で2死満塁。勝ち越しを許したくない場面で、迎えた8番テイラーをフルカントから空振り三振に仕留めて危機を脱した。続く5回も走者を三塁まで進めたが何とか無失点で切り抜け、6回に先頭ハーパーを二飛に打ち取った後、83球で降板した。

 和田は「前回よりボールの調子がよくなかった。低めを意識しながら、長打に気を付けて投げた。(5回1/3を1失点の投球は)自分の中ではまだ納得できていない。チームが勝つために自分が長く投げられるようになれば、もっと貢献できると思う」と話した。