米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手の飼い犬を世話していた米国人男性が31日までに、飼い犬に顔をかまれてけがをした上、不当に解雇されたとして、同投手やマネジメント会社側に対する損害賠償請求訴訟をロサンゼルスの地裁に起こした。請求額は明示していない。

 マネジメント会社は「担当者が不在でコメントできない」としている。提訴は27日付。

 訴状によると、ロサンゼルス在住のアレキサンダー・ウィットマーさんは昨年8月27日ごろ、マネジメント会社にダルビッシュ投手のペットの犬や鳥の世話などをするために雇われた。

 同9月17日ごろ、犬3頭のうち1頭がウィットマーさんに飛び付いてほほと唇をかみ、病院で治療を受けたとしている。その後、ウィットマーさんは解雇されたという。

 原告側は雇用契約が不当に破棄されたと主張。飼い犬が以前にも人をかんだことがあるのを知りながら、ダルビッシュ投手が危険を避けるための必要な措置を講じなかったなどとして損害賠償を求めている。