右手首痛などで故障者リスト(DL)入りしていたヤンキース田中将大投手(26)が、4月23日以来41日ぶりの復帰戦で快投を演じた。

 立ち上がりから快調で2回まで無安打。3回に連続長打で1点を失ったが、その後は、各球種を絶妙にミックスしながらテンポ良くアウトを重ねた。

 結局、3回以外は走者を許さず、3-1と2点リードした7回まで投げきり、3安打1失点無四球9奪三振。防御率は2・76。

 球速は、今季最速の時速96マイル(約154キロ)をマークした。

 事前にメドとされていた80球に満たない78球で交代した。

 試合は、ヤンキースが逃げ切り、田中は3勝目(1敗)を挙げた。

 田中は「すごく良かったと思いますけど、また、次どうなるか分からないので、良かったところをしっかり次につなげて行きたいと思います」と、淡々と振り返った。