カブス和田毅投手(34)が今季5度目の先発となったレッズ戦で、自身最短となる4回途中で4安打3失点(自責3)で降板した。勝敗はつかず、初勝利をつかむことはできなかった。

 初回はわずか10球で3者凡退に仕留める上々の立ち上がり。さらに、モンテロの先制3ランで打線の援護を受ける幸運にも恵まれた。だが、2回2死一塁の場面から調子を崩した。7番スアレスに追い込んでから四球を与えて一、二塁とすると、相手先発ロレンツェンに右中間を破る2点三塁打を許し、1点差まで追い上げられた。

 3回は先頭ボットに左越え二塁打を許すも、何とか後続3人をアウトとして無失点。直後の攻撃でファウラーがソロ弾で点差を広げてくれたが、マウンドに戻った4回、先頭ドミンゲスにソロ弾を浴びて1死も奪えないまま73球で降板した。

 和田は「フォームがしっくりしない感じ。自分の球が投げられていない。追い込んでからコーナーを狙いすぎた。自分で自分を苦しめた投球になった。チームにも迷惑を掛けているのが申し訳ない」と話した。