春の叙勲で旭日中綬章を受章したドジャースの元球団会長、ピーター・オマリー氏(77)の叙勲伝達式が8日、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた。野球を通じた日米親善への貢献を評価された同氏は「日本の野球界を手助けすることができ、とても光栄。野球は日米の懸け橋になった」と語った。

 式典にはオマリー氏が95年に契約をまとめてドジャース入りした野茂英雄氏も訪れ、ともに喜んだ。ビデオメッセージでは、巨人長嶋茂雄終身名誉監督が「初めて米国でキャンプをやったときに、ピーターさんに助けてもらった」と思い出を話し、ソフトバンクの王貞治球団会長は「日本の野球の大恩人」と謝意を表した。