マーリンズのイチロー外野手(41)が7番・右翼で出場し、第1打席に先制点を挙げる左翼線二塁打を放ち、メジャー通算2900安打を達成した。

 2回2死一塁の場面で、ナショナルズ先発フィスターの2球目真ん中速球を左翼線ギリギリに落ちる二塁打とした。球場の電光掲示板で記録達成が知らされると、地元ファンから拍手が沸き起こった。

 続く第2打席にも中前打を放ち、今季11度目のマルチ安打をマーク。その他の打席は遊ゴロ、見逃し三振だった。

 4打数2安打1打点で、打率を2割4分9厘とした。

 試合は4回まで拮抗していたが、5回にナショナルズ・ハーパーの特大3ランで勝ち越しを許し、8回にハーパーのこの日2本目となるソロ弾でダメ押しされて敗れた。

 ジェニングズ監督は「未来の殿堂選手イチローの節目(2900安打)到達を目撃できてよかった」と話したが、連敗に表情を曇らせた。