マリナーズ岩隈久志投手(34)が日米通算150勝となる今季5勝目(2敗)を飾った。7回を投げて5安打6奪三振1四球で2失点(自責2)。防御率を3・74とした。

 試合開始時間の気温が36度という暑さの中で、粘りながらの登板になった。

 初回に1死から秋信守に右前打を許して、11イニングぶりに被安打。3点リードで迎えた2回には先頭モアランドから空振り三振を奪い、メジャー通算500奪三振を記録するも、2死からオドールにセンターへのソロ弾を許して、13イニングぶりに失点した。

 球速が上がらない中でも、高めの速球を振らせたり、変化球を低めに集めたり、得意の制球力で勝負した。

 3−1で迎えた7回は先頭打者に四球を与えた後、1死一、三塁のピンチを迎えた。ウィルソンにセンターへの犠牲フライを許したものの、なんとか最少失点で食い止めて降板。中継ぎ陣に託した。

 岩隈は「(日米通算150勝)うれしいですよね、こうやって1つ1つやってきましたんで、これからも1つ1つ勝利を積み重ねていきたいと思っています」と喜んだ。